MDM

MDMツールの機能を一覧で解説!運用の効率化や利用状況の把握など

MDMツールを導入することにより、業務で利用するスマートフォンやタブレットなどを一元管理でき、デバイスの運用効率化や利用状況の把握、盗難・紛失対策につながります。

本記事では、MDMツールの機能やビジネスへの活用方法を解説します。デバイスのセキュリティ向上から運用効率の改善まで、MDMの役割や機能を理解し、適切なMDMを導入しましょう。

MDMツールとは?

MDM(モバイルデバイス管理)ツールとは、業務で利用するスマートフォンやタブレットなどのデバイスを一元管理するシステムのことです。企業や学校、医療機関など、多数のモバイル端末を運用する組織に広く利用されています。

MDMツールにより、端末のセキュリティ設定やアプリの管理、デバイスの利用状況の把握などができ、遠隔地からでもデバイスを効率的に管理できます。また、紛失や盗難被害に遭った際に、遠隔でデバイスをロックしたり、データを消去したりすることも可能です。

業務で利用するデバイスのセキュリティを強化することができるため、テレワークなど働き方の多様化が進む今日のビジネス環境において、MDMツールはますます重要になっています。

MDMツールの役割・導入するメリット

ビジネスの安全性と効率性を大きく向上させるMDMツールの役割・導入メリットを解説します。主にデバイスの運用や管理の効率化、利用状況の把握と不正利用の防止、盗難・紛失対策の3つに集約されます。

デバイス運用や管理の効率化

MDMツールの導入によるデバイス運用や管理の効率化は、特に大規模な組織における業務効率の向上に大きな役割を果たします。数千台にも及ぶデバイスの管理や設定には、膨大な時間と労力を要します。MDMツールを使用することで、デバイスを一元管理でき、一括で設定変更やアップデートを行えます。

また、各デバイスのセキュリティ設定やアプリの管理も容易になり、デバイス運用の負担軽減にもつながります。さらに、MDMツールは問題発生時の迅速な対応を可能にし、組織内のセキュリティと効率性の両方を高められます。

利用状況の把握・不正利用の防止

MDMツールによって、利用状況の把握や不正利用の防止もできます。端末の使用状況をリアルタイムで追跡し、社内ポリシーに反する行為や不審な動きをすぐに検出することで、不正なアプリのインストールやデータ漏洩などのリスクを防ぎます。

特に、ウイルスやマルウェアの侵入を検知しブロックする機能は、企業データを保護する上で重要となります。セキュリティ脅威への迅速な対応が可能となり、従業員の端末から侵入したウイルスが企業のサーバに攻撃をするといった被害拡大を抑えられます。

盗難・紛失対策

MDMツールでは、業務に使用するデバイスが盗難・紛失した場合の対策も可能です。デバイスが紛失または盗難に遭った際、遠隔操作で対象のデバイスをロックでき、必要に応じてデータの消去も行えます。位置情報の追跡もできるため、素早くデバイスの状況確認ができ、問題の早期解決につながります。

デバイスの運用効率化機能一覧

目的や役割ごとにMDMツールの機能を紹介します。まずは、デバイス運用効率化に関する機能を解説します。

デバイス管理機能

初期設定(キッティング)やセキュリティポリシーの適用、OSのアップデート、アプリなど、組織内の複数デバイスを一元管理できます。部門や組織単位での管理もできるため、チームごとに適した設定を施すことも可能です。管理するデバイスが多ければ多いほど、管理の効率化につながります。

デバイスやアプリの制限機能

カメラやWi-Fi接続など、デバイスの基本的な機能やアプリの利用を制限できます。業務に不要な機能を制限することで、従業員の業務への集中力・生産性の向上につながります。

アプリの配信・管理機能

アプリを一括で配信・管理することもできます。管理者は遠隔でアプリの配布やアップデートを行え、1台ずつセッティングする手間を簡略化できます。

管理者権限の階層化機能

管理者権限を階層化し、組織内で異なるレベルの管理者に特定の権限を委譲できます。たとえば、上位の管理者はすべての設定・管理を行え、部門ごとの管理者にはその部門内のデバイスのみの管理権限を付与するなどが可能です。

これにより、部署や部門ごとの柔軟な管理が可能となり、各チームのニーズに合わせたデバイスの運用が実現します。

利用状況の把握機能一覧

MDMツールには、デバイスの利用状況をリアルタイムで把握し、不正利用やウイルス感染を防止する機能も備わっています。デバイスの利用状況の把握に関するそれぞれの機能を解説します。

デバイス・アプリ状況の監視機能

MDMツールを使用することで、デバイスのOSのアップデート状況やアプリのインストール状況などをリアルタイムで確認できます。従業員が閲覧したWebサイトの履歴や、デバイスがMDMの管理下にあるかどうかなども確認できるため、セキュリティポリシー違反や不適切な使用の防止につながります。

ログ管理機能

管理者がMDMツールの管理画面上で行った操作や、発行したコマンドのログを取得し、閲覧できる機能です。管理ログを把握することで、権限委託者の不適切な利用を確認できたり、非効率的な運用を防いだりすることができます。

ウイルス対策機能

業務で使用するデバイスをウイルスやマルウェアの感染から保護する機能も備わっています。不正なアプリのダウンロードを検知してブロックしたり、URLフィルタリングにより危険なWebサイトの閲覧を制限したりします。また、デバイスに異常が検知された場合にはすぐに通知がいき、迅速な対応ができます。

盗難・紛失対策機能一覧

デバイスを盗難・紛失した場合のリスクとして、不正利用によるデバイスの悪用や機密情報の漏洩などが考えられます。それらを防ぐための盗難・紛失対策機能を解説します。

リモートロック機能

遠隔でデバイスをロックできるため、不正アクセスや機密情報の漏洩を防ぎます。デバイスのロック画面に電話番号や指示メッセージを表示させることもでき、拾得者に行動を促せます。デバイスのセキュリティ対策や重要なデータを保護する上で非常に有効な機能です。

リモートワイプ機能

遠隔地からデバイス内のデータを完全に消去し、情報漏洩を防ぐ機能です。迅速な機密データの削除により、問題の早期解決や被害拡大防止につながります。

位置情報取得機能

位置情報を取得し、デバイスの盗難・紛失が発生したエリアを特定できます。MDMツールによっては、過去の移動履歴を取得・確認することも可能です。

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CLOMO MDMは、豊富な機能の搭載、幅広いデバイスへの対応、わかりやすく使いやすい管理画面が特徴です。また、もしもの際にも安心の日本語での丁寧なサポートを行っており、悩みや困りごとを解決できる体制も整えています。そのため、特別な知識やトレーニングなしで、すぐに利用開始できます。

あらゆる業界で利用されており、企業はもちろん、学校や病院などの教育機関や医療機関への導入事例も豊富です。市場シェアNo.1*のCLOMO MDMで、安心・安全なデバイス管理を行いましょう。

*出典:デロイト トーマツ ミック経済研究所「コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理パッケージソフトの市場展望(https://mic-r.co.jp/mr/00755/ )」2011〜2013年度出荷金額、「MDM自社ブランド市場(ミックITリポート12月号: https://mic-r.co.jp/micit/2023/ )」2014~2022年度出荷金額・2023年度出荷金額予測

まとめ

MDMツールには、デバイスの効率的な運用、使用状況の把握による不正利用の防止、盗難・紛失による情報漏洩のリスクなどに対応できる機能が備わっています。テレワークなど働き方の多様化が進む中、MDMは企業のデバイス管理を行う上でますます重要になっています。

CLOMO MDMは、多機能性、幅広いデバイス対応、24時間365日のサポート体制により、企業のデバイス管理を強力にサポートします。製品の機能・活用事例のダウンロード製品についてのお問い合わせもできるため、ぜひご活用ください。CLOMO MDMで、デバイス管理の課題を解決し、ビジネスの効率化を図りましょう。