株式会社アイキューブドシステムズ(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:佐々木 勉、以下 アイキューブドシステムズ)と 日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:平野 拓也、以下 日本マイクロソフト)は、”モバイルファースト、クラウドファースト“ 時代の新たな協業で合意し、エンタープライズ モバイルデバイス管理(MDM)分野で連携します。
本協業により、モバイルセキュリティおよび MDM で国内最大のサービスプロバイダー (*1) であるアイキューブドシステムズは、同社が開発する MDM サービス「CLOMO MDM」の Windows 対応を強化するとともに、「CLOMO MDM」のプラットフォーム(基盤)を Amazon Web Services から、マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Microsoft Azure」へ全面移行し、今後マイクロソフトの提供する Windows 10、さらにクラウド型セキュリティソリューションである Enterprise Mobility Suite(以下、EMS)との相互連携を高度に実現します。
ビジネスの現場では、クラウドサービスの爆発的な普及と、Windows、iOS、Android など様々なモバイルプラットフォーム搭載のデバイス導入が進んでいます。その結果、デバイス上で活用する情報やコンテンツの適切な管理、モバイルプラットフォームを問わないデバイスの包括的で効率的な管理と運用へのニーズがより一層高まっています。このような市場背景、顧客ニーズの高まりを受けて、アイキューブドシステムズは、Microsoft Azure の「サポート品質」「TCO(総所有コスト)」そして「法人向け機能の豊富さと対応スピード」を評価することに加え、法人市場において高まりつつある Windows 搭載デバイスへの期待や、2-in-1 デバイスへの根強い需要なども考慮し、CLOMO プラットフォームの Microsoft Azure への全面的な移行と Windows プラットフォーム向けソリューションの拡充を決定しました。特に、Windows 10 で強化された様々な機能は、企業で活用するモバイルデバイスとしての親和性を大きく向上すると考えています。Windows 10 の利用拡大によって、企業の基幹システムに近い業務など、モバイル活用のシーンが拡大することを期待しています。日本マイクロソフトは、“モバイルファースト、クラウドファースト“ 時代において、効率の良いデバイス管理やセキュリティ脅威への高度な対応が求められる中、お客様の多様なニーズに対応するために、マルチプラットフォームに対応し、クライアントからクラウドサービスまでの一元的なトータルソリューションを提供できるサービスプロバイダーとの連携の必要性を認識しており、特に業界トップのアイキューブドシステムズとの連携の可能性を探っていました。このような背景のもと、両社はシナジーを最大化することで、法人に求められる最適な MDM ソリューションの提供が可能になることで認識が一致し、今回の協業に至りました。
本協業により、アイキューブドシステムズは、「CLOMO MDM」の Windows 対応強化に加えて、Windows 10、EMS との連携機能など、Windows 搭載デバイスに特化した高度な機能を提供します。これにより、お客様はすでにお持ちの iOS、Android などのモバイルプラットフォームを問わず、スマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイスを単一のコンソール画面から管理できるようになります。さらに、Windows 搭載デバイスやマイクロソフトの提供するクラウドサービスの有益な機能、マイクロソフトの推進するパートナーエコシステムとの連携を最大限に活かすことが可能となります。これにより、企業においても従業員が業務利用できるモバイルデバイス、クラウドサービスは拡大し、生産性向上が図れるとともに、企業は一層のセキュリティ向上・管理コストの削減、最適な IT 資産活用を実現できます。本協業の第一弾として、アイキューブドシステムズは、日本マイクロソフトからの協力を得ながら「CLOMO」の Microsoft Azure への全面移行を進めるとともに、Windowsプラットフォームへの対応を大幅に強化することを目指します。
また、日本マイクロソフトはアイキューブドシステムズの製品開発に対する技術協力とあわせて、マーケティング、営業の面において連携していきます。アイキューブドシステムズはこれら両社の強みに基づく強力な協業から、初年度、Windows 搭載デバイスに対して10万ライセンスを販売目標とし、今後3年間で Windows および他のプラットフォームを含む総管理デバイス数100万台以上となる国内最大級のプラットフォームサービスを目指します。
また、今後急成長が見込まれる IoT 市場でのデバイス需要やデータの管理・活用についても、両社の協業を通して、新たなソリューション開発に取り組んでいく予定です。
「CLOMO」は「EMM(エンタープライズモビリティ管理)」に必要な機能を幅広く提供しており、スマートデバイスを企業・教育機関で導入する際の「情報漏えい対策」「利用ルールの適用」「状態の監視」を、デバイス、アプリ、コンテンツ、それぞれに対して実現します。
「必要な機能のみを選択できる購入体系」や「使い勝手の良いインターフェイス」を実現するなど、導入・運用の手軽さが特長です。お客様のモバイル管理・活用を積極的にご支援するサポート体制も評価頂き、大林組様、佐賀県庁様、東京海上日動火災保険様、桐蔭学園様、ノエビアホールディングス様、メディセオ様など、大規模運用ユーザーを中心に、6,000社を超える多様な企業・教育機関様に幅広く採用されています。
さらに、「CLOMO」シリーズにおいて主にデバイス、アプリ管理機能を提供する「CLOMO MDM」は、日本初の iOS 向け MDM サービスとしてサービスインした後、Apple 社の法人向けサービスにも国内最速で対応し、インテル® vPro™ テクノロジーにも世界最速で対応するなど、iOS / Windows デバイスの高度な管理・活用にも強みを持っています。
Windows 10 は、デスクトップやノート PC はもちろん、タブレットやスマートフォンなどモバイルデバイス、IoT に至るまで、共通化したクライアント OS として提供し、Windows as a Services(サービスとしての Windows)として継続的に進化し続けます。Windows 10 搭載デバイスは、標準の OMA DM プロトコルに対応し、強化されたデバイス管理(MDM)機能を利用できるため、企業が所有するデバイスと個人用デバイスに対し、エンタープライズ レベルの統合的な管理が実現されます。
Enterprise Mobility Suite(EMS)は、モバイル デバイス、クラウド アプリケーション利用時の、組織のセキュリティの課題を解決するクラウド型セキュリティ ソリューションで、スイートライセンスとして提供しています。EMS には、Microsoft Azure Active Directory Premium(Azure ADP)、Microsoft Intune、Microsoft Azure Rights Management Premium(Azure RMS Premium)、Advanced Threat Analytics(ATA)を含みます。
CLOMO:http://www.i3-systems.com/clomo.html
CLOMO MDM:http://www.i3-systems.com/
Windows 10:https://www.microsoft.com/ja-jp/windowsforbusiness
Microsoft Azure:http://azure.microsoft.com/ja-jp/
EMS:http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/products/enterprise-mobility-suite/Explore.aspx
株式会社アイキューブドシステムズ Web サイト:http://www.i3-systems.com/
日本マイクロソフト株式会社 Web サイト:http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Web サイト:http://www.microsoft.com/
株式会社アイキューブドシステムズ
マーケティング本部
マーケティングコミュニケーション部
山崎 隆弘
TEL:03-6450-1880
E-mail:marketing-info@i3-systems.com
日本マイクロソフト株式会社
コーポレートコミュニケーション部
岡部、石井
TEL:03-4535-8055(部門代表)
E-mail:mskkpr@microsoft.com