iPhone活用事例(海外端末もMDMで一元管理)
株式会社ミルボン

iPhone で事務所に戻らず情報共有
海外展開も視野に入れて CLOMO を採用

「すぐに使えてさっと情報共有」を CLOMO で安全に実現。

  • 1

    盗難紛失時の対策手段

    盗難や紛失など、万が一のトラブルが発生した場合の対策手段として、遠隔制御機能を備えた CLOMO MDM を採用。

  • 2

    自社アプリの配信 / 管理

    社内で開発したアプリを、App Store を介さずに、かつ効率よく配信するため、CLOMO MOBILE APP PORTAL を利用。

  • 3

    海外拠点のデバイスも一括管理

    台湾、中国、韓国、タイなど、今後のデバイスの展開計画に対応することを考えて、どの拠点からも同じ環境を利用できる SaaS 型の CLOMO を採用。

iPhone の導入はお客さまとの時間を増やすため。
主人公は営業、事務所に戻らなくても情報共有を

ー iPhone を導入した背景を教えてください。

畠中さま:まず、ミルボンの成り立ちをお話しします。ミルボンは理美容、特に頭髪化粧品に特化した企業です。もとはもっと絞っていて、日本人の “黒髪” に特化していました。会社自体は50年の歴史があります。販売先は代理店になりますが、その先には美容室、さらにその先には一般のお客さまがいます。

お客さまに対しての営業、私たちはフィールド活動と呼んでいますが、その営業活動において「ものを売るな」というコンセプトがあります。また、お客さまの課題解決を売れ、ということをモットーとしています。お客さまから学ばせていただくことが多いので。そのためには、これからのトレンドや、髪の毛の悩みごと、スタッフ教育などの情報を集めなくてはなりません。そのための情報共有の仕組みを常に考えてきました。

ー 情報共有のためのシステムは、これまでどのような課題があったのでしょうか。

畠中さま:私たちはフィールド活動において、現場の営業が気になったことを紙に書いて、それを全社に FAX するという情報共有手法を30年以上前から実行してきました。全国に散らばる現場の眼で見たものを、速やかに情報共有する。そんな下地がミルボンにはあります。

当初は紙を FAX するという方法でしたが、テキスト化したデータが将来に残るよう、2000年には Lotus Notes / Domino を導入し、デジタル化しました。そしていま、新たな「ミルボン流」を目指すため、PC に加え iPhone を使って環境を改善しよう、というのが背景にあります。

PC は情報の入力には最適ですが、どうしても起動に時間がかかり、情報の入力までに必要なステップが多すぎます。そこから検討が始まりました。どうせなら最新のデバイスを配って、今の時代に最適なツールを投入したい。情報企画室として、情報共有の仕組みを作ることは時間の有効活用につながります。無駄な時間を減らし、いかにお客さまとの時間を作り出すか。これを目指した改革を行いました。

「すぐに使えてさっと情報共有」を CLOMO で実現デバイスの個体認証で、システムへのアクセス手順を最小に

ー このシステムの狙いについてお聞かせください。

畠中さま:フィールドで活躍するフィールドパーソンを支援するためのシステムを目指しました。前線で戦う営業部隊のためのシステムではありますが、バックエンドにいる研究員、企画者、さらに製造部隊・管理部隊、すべてのメンバーがお客さまの情報を見ています。

どこからでも、どのデバイスからも情報が見られるよう、ミルボンではマイクロソフトのクラウド版グループウェアサービスである Office 365 や SharePoint、そして Salesforce を導入しました。基本的にこれらのサービスをモバイル端末から見る場合、VPN で接続することを前提としていますが、ログインをスムーズに行うようにするため、デバイス固有の番号とアプリの作り込みで解決しています。

ー CLOMO をどのように利用しているのでしょうか。

畠中さま:CLOMO MOBILE APP PORATL を利用し、独自アプリの配布を行なっております。
SharePont、Salesforce を見るための独自のアプリを作り込んでおり、ログインID、パスワードのみを入力すればすべて使えるようにしました。デバイスをなくした場合でも、ID をロックさえしてしまえば大丈夫です。その入り口部分を作り込みました。いまでは、モバイル環境から Salesforce Chatter などに情報がどんどん投稿され、共有されています。

伊藤さま:紛失対策も当然考えています。CLOMO MDM を利用して、この紛失対策を実行しています。海外においては治安が日本と違いますので、強盗に遭うことや、デバイスを持ったまま行方不明になるということもリスクとして考えなくてはなりません。もし iPhone をなくしたとしても、連絡さえあれば少ない手順で社内のシステムから切り離すことができるようにしています。iPhone を紛失したり、盗難されたときに無事返却されるとは思えません。まずアプリやデータ・設定情報などを消すことを前提にしています。

アプリは自由にインストール可能!?「楽しくなければ使ってもらえない」CLOMO ならデバイスをきっちり管理、でもポリシーは柔軟に

ー モバイルデバイスの管理ポリシーについて、お考えをお聞かせいただけますか。

畠中さま:iPhone を導入するというと、決められたアプリしかインストールさせないという企業は多いでしょう。基本的なところは MDM の機能として一部制限はしていますが、ミルボンでは『アプリは勝手に入れてもいい』としています。Apple ID も個人のものを利用させています。

楽しくないと使ってもらえないでしょう? 会社で配った iPhone が、メールとカレンダー、業務用のアプリアイコンだけあっても使ってもらえません。これまで使っていたフィーチャーフォンから劇的な変化があったので、まずは遊んで、慣れてくださいというのが狙いです。

情報漏えいのリスクを考えてソーシャル系は禁止してはいますが、その程度ですね。業務用であることだけは認識してもらい、自由にさせています。これはミルボンの社風が関係すると思っています。このようなポリシーですが、使い方の事故はいまのところありません。

プロビジョニング、デバイス認証、独自アプリの配布—選定後に残ったのは CLOMO だけアイキューブドシステムズは“相談できるパートナー”

ー CLOMO を選んだ理由をお聞かせください。

畠中さま:当初は Android デバイスの利用も検討しており、その時点では3〜4つの対抗馬はいました。しかし、実現に必要な機能を吟味した結果、CLOMO だけが残りました。ほとんど競合がなく、すぐに決まったといっていいでしょう。2011年末にはほぼ決定し、そこから検証がスタートしました。

プロビジョニング、デバイス認証、独自アプリの配布、さらにはデバイス固有番号をみて処理が行えること、国内だけでなく、海外での対応も期待できるのはアイキューブドシステムズの CLOMO 以外になかった、というのが選定の理由です。

また、アプリの作り込みにおいても、開発要件があがるたびにアイキューブドシステムズと相談できたことが大きいです。

ー 利用に際して、アプリ配布などキッティングやトレーニングについてはどうされましたか?

畠中さま:独自アプリの配布などはセミナー形式で、情報企画室メンバーが講師をしながら社員に設定をしてもらいました。社風もあり、こちらが制限するというよりは自由に使ってくれといって、MDM を意識させない形で使ってもらっています。ただひとつ「もしなくしたら、中身を消してあげるから安心して使いなさい」と言っています。ミルボンにおいては、デバイスの紛失率は極めて低いです。むしろフィーチャーフォンを使っていたころよりも低いですね。

ー 今後の計画についてもお聞かせいただけますか。

畠中さま:2013年3月現在では、フィールドセールス、フィールドエディケーター、スペシャリストと呼ぶ計270人への展開をほぼ終えました。
短期的には、現在進めている海外拠点に対する展開で、アメリカ以外のエリア (台湾、中国、韓国、タイなどのアジア圏) へもデバイスを配布していきます。それぞれの海外拠点特有の情報を、グローバルにできることが目標です。

中期的には、自分のいる地域における売上情報を見るなど、いままでできなかった定点観測を iPhone を使って見てもらいたいと思っています。売上が昨日と今日で大きく違ったときに、なにが起きたんだろう、という気付きをしてもらいたいと思います。能動的にではなく、受動的に情報が集まるようになれば、発想がいろいろと変わってきます。

効果としては、ミルボンの決算結果が1つ表していると思います。創業以来、常に右肩上がりの決算に、情報企画室も協力しなくてはなりません。業務の流れを変えて、本来たまってしまった仕事をするりと流すことで、営業部隊のストレスがなくなるはずです。本来の業務をどのように変えていけるか、お客さまとの接点と時間をいかに増やすか。そのためのデバイスとシステムを作ることができました。

ー ありがとうございました。

インタビュアー:アイキューブドシステムズ マーケティング本部 庄司知代

※ 本事例中に記載の内容は掲載時点のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性があることをご了承ください。

株式会社ミルボン
株式会社ミルボン
http://www.milbon.co.jp/

掲載日 2013年4月

  • 設立:昭和35年7月
  • 資本金:20億円
  • シャンプー、ヘアカラー、ヘアスタイリング剤、薬用発毛促進剤などのヘアケア製品やパーマ用器具類の製造および販売(国内・輸出)など
  • 従業員:491名 (連結532名)
  • (平成25年4月1日現在)
担当者 様
“海外での対応も期待できるのはアイキューブドシステムズの CLOMO 以外になかった”

株式会社ミルボン 経営戦略部 情報企画室
統括マネージャー
畠中 健二 様

担当者 様
“CLOMO MDM を利用して、この紛失対策を実行しています。”

株式会社ミルボン 経営戦略部 情報企画室
サブマネージャー
伊藤 文宏 様

CLOMO が解決した課題
  • 盗難紛失時の対策手段
  • 自社アプリの配信 / 管理
  • 海外拠点のデバイスも一括管理
導入したサービス
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